2012年5月6日日曜日

第二次世界大戦で大きなリーダーシップを発揮し、連合国を勝利へと導いたイギリス...

第二次世界大戦で大きなリーダーシップを発揮し、連合国を勝利へと導いたイギリス首相ウィンストン・チャーチル。

彼は学生時代はハーロー校で最下位の成績で入学し、王立陸軍士官学校3浪と終生成績が振るわなかった

落ち零れでした。しかり彼の業績は先述した通り、BBCのイギリス人が選ぶ偉大な英国人1位に選ばれた程でした。勉強が出来る能力と政治家としての能力はどういう関係なのでしょうか?







●勉強が出来るというのは、通常はペーパーテストで、問題を解く事ですよね。

・・・大部分は教科書などで記憶した内容を紙に書き戻すだけ・・・

それだったら、真面目にやるか記憶力が良いかだけの能力でしかないですが、

●政治家として、「ある局面で、先を読みつつ、物事を決定し、決定した事についてはブレないで、人・組織を動かす、関係国と折衝したりする」という能力とは、ほとんど関係がないですよね。

●なので、学校の試験も、ペーパーテストではなく、

「ロールプレイングを取り入れた試験」とか、「敵と味方に分かれて討論して一般参加者から同意をどれだけ得るかの試験」とか、

「囲碁・将棋のような先を読んだり大局観の必要な試験」だったら、

政治家の能力と多少の関係が出るかもしれません。








平時においては官僚が国の進路について権力を

発揮できますが

戦時ではそうはいきません。

知識、計算能力は優れていても先の展開を読めるか否かが

重要なんです。

太平洋戦争での日本陸海軍の司令部は学閥、家柄

成績にのみ囚われ無能であっても成績順に人事を行った。

一方、米海軍は能力主義でここ一番の大勝負の作戦は

落第生だった将軍でも抜擢した。

平時の政治は誰でも出来るんです、周りの支援が十分に期待できますし

たとえ失敗しても大きな影響もない。

過去の例に倣い、その実績に外れぬようにしておけば

非難されませんし、言い訳もたつというものです、

今の役所の仕事がこれにあたります。



有事ではそうはいきません、国の存続を賭けた戦いに

成績がいいから、家柄がいいから・・・なぞとたわけた理由で将軍を任命したり

総理を選出したりの国家が敗戦に至るは当然のことです。



国や県の計画した開発行為や住宅団地が悉く失敗するのは

この為です、

理論上は成功間違いなし・・・

しかしその理論は彼らにとって都合のよい数字や展開だけを

入力し不安要素は考えもしない実にいい加減な計算だからです。

役人に商売は出来ないと言われる所以です。







チャーチルが優れてるかどうかは知りませんが、

大局を読む能力と小局を読む能力は違います

テストでは小局を読めないと良い成績は得られません

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