2012年5月7日月曜日

外交は将棋と同じ

外交は将棋と同じ

海外の日本パッシングは、外務省の責任が大いにあると思います。

一度テレビに出演して、どのような考えで仕事をしているのか、お聞きしたい。

ニュースではまるでムジナです。のっぺら顔です。

外交は戦いと思います。

常に相手の出方を予測し、対応の手段を用意しておく。

将棋、囲碁、マージャン、皆同じ

決め事では無い、常に環境が変化する、パワーゲームです。

日本の外務省は、北朝鮮外交を勉強したほうがいい。本当に情けない。







確かに、そう思われます。 世界はまだ戦国時代といっていい状況ですし、北の外交戦術には、目を見張るべき所があります。日本が、北の挑発に応じ、北の事態に乗じて、日本の防衛力の強化へ乗り出してゆく諸段階を踏んでゆくべく、北の事態の長期化をずるずると黙認しがちになる、という事が、アメリカの出張りと共に、北が金氏政権のもとで独立を保ってゆくのに好都合な面があり、金氏は、それを頼みとせざる得ない状況下にもあるようです。 自国を守るべき軍隊は、中国から油の供給を止められるだけで、身動きできなくなる体たらく・・。 中国の投資による開発などで、自国内部にも中国の手がしっかり入っている危険な状況・・。 一旦、北の社会秩序にぶれがあれば、「難民流出の封じ込め、中国権益の保護、社会秩序の再建など」、何とでも口実を国際社会に示して、国境付近に展開中の部隊をそのまま自国へ進駐させても、何の不思議もない中国の圧倒的な存在感・・。 世の中に、中国と北朝鮮の二カ国しか成り立っていなければ、すぐさま中国による北の併合で、天下統一・・、といった所ですが、 辺りを見回すと、中国に匹敵する以上の大国がいくつかあり、 それならば、自国の存続も何とかなる・・、という事で、 先代の金日成氏がやり果せたのが・・、米国とソ連とをぎりぎりの瀬戸際まで向かい合わせ、両者いずれとも、対立大国の出方を警戒しきって、北へは下手に手を出せない状況を形作る事で、まんまと自国の独立性を高める事に成功した、瀬戸際外交でした。 (日本史でいえば、豊臣期以降の真田氏の自立を思わせるものがあります) 今回の金氏のやり口にも、先代のものが踏襲されている面があり、 米中が、ぎりぎりと対抗しあう状況下で、まんまと自政権の延命を期したい所もあるのでしょうが、 冷戦構造の消滅・・、米中の経済的な関係の深まりや、米露中に共通する、最大の懸念事項の一つである、「日本の核武装化への可能性の高まり」が、クローズ・アップされつつある状況などが、 先代そのままのやり口で功を奏する事を許さないもの、と思われ、 金氏が、命も政権も断念せずに済まし、幾分かではあっても、政権を長引かせる事に成功するとすれば、日本をとことん挑発、愚弄し続けて観せる事などで、日本国民を燃え立たせ、日本が、北の事態の長期化に乗ずる形で、自国の防衛力の大胆な強化へ乗り出すのに都合の良い、外部状況を設定してゆく事により、 結果的に、ずるずると日本が北問題の長期化を受け入れて、日本強化の機とし、米国は、日本向けの軍需の増大による利の増大などに甘んじ、 中国は、北の自国への核使用の潜在的な脅威を織り込みつつ、将来的な北の取り込みによる、国力の増大を期せる立場を保持し通す、といった流れの中で、何とか経済的な活路をも確保する、というのが、望み薄ながらも、視野に入るぎりぎりの狭き門への道筋、と思われますが、 米中が、「核武装にまで色気を出した場合の日本」に対しては、共通の利として、その封じ込めをこれまで通り当然に画策し、 その一環として、日本に核武装への口実を最も強力に提供する、北の現状を解消するべく、両国合意のもとでの工作が一気に進展してゆく可能性の方が、圧倒的に大きいなるもの、と思われます。あるいは、アメリカの次期大統領らが、日本の核武装やむなし、と諦める事で、すんなりとタフな日本の誕生となる道筋も十分に有り得ますので、ここ数年が日本と世界の正念場、といった所でしょう。 日本は、世界経済の13、4%を占めている大国なので、アメリカも含めて、日本に経済制裁できる勢力は、この地球上に存在し得ない、という大新聞の解説とは反する重要な事実も付言させて頂きます。 外交の主導者たるべき主は、戦略・戦術に通じ、経済の理に通じる位以上の事が出来て居て当然、と現実世界から要求され続けている、といった所でしょうか。








負けたら即天下り(当然退職金なし)くらいの緊張間は必要だと思います。事なかれ主義で外交をしますので、アメを取り上げてムチを与えなければ動かないと思います。対北朝鮮に限らず外務省の役人が国益を阻害していると言う世界でも稀な例です。







はい。

将棋は三手先までしか読めてないのかもしれませんね。

しかし、本当は詰みまで見えてるとしたら日本人は素晴らしい。



例えばスポーツのテニス。

試合で自分よりどう見ても、レベルは下だ!の下の相手に負けてしまいます。

練習で試合をしているときは、自分よりはるかに上手い相手と同格に戦えるときがあります。

が、試合で自分より下手だ!という相手に負け、ボールが緩すぎた、タイミングがずれる。

思わぬところにボールが飛んできた。普通はそこにボールを打たないはず。相手が下手すぎて

調子が狂った。

このように、言い訳しますが、結局自分は下手なのです。

下手な相手に勝てないのが、下手なのです。

どのような状況であれ、対応できなければ遊びの試合で満足することです。



外交は遊びではありません。

毎回が真剣勝負、その意気込みで言葉を発してられるのかが外務省に問いたいですね。

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