素朴な疑問。日本棋院などに所属している韓国、台湾、中国出身の棋士は自国でも囲碁が盛んなのに何故わざわざ日本で戦っているのですか?
韓国出身の囲碁棋士は、韓国でプロ囲碁棋士の地位が確立されるに従って減っていると思います。
韓国出身の棋士といえば代表者は25世本因坊治勲ですが、彼が日本にやって来て木谷実九段の門下になった頃は、まだ韓国は世界の最貧国の一つであり、韓国で囲碁のプロ棋士が食って行くことも難しい時代でした。また、日本で稼げば韓国で稼ぐよりずっと多くを稼げた時代です。
中国本土出身の囲碁棋士ははじめから多くないと思いますが、新しい人、若い人はほとんどいない筈です。中国で、囲碁のプロ制度が十分に整備されているからです。
現在でも、台湾から日本に来て日本棋院(関西棋院)のプロになり、日本の囲碁界で活躍する人は結構多いです。
男性なら張ウ四冠、女性なら謝依旻女流二冠と、日本の囲碁界のトップ棋士が台湾出身です。
これは、台湾の「囲碁プロ棋士の市場」が、日本・韓国・中国に比べるとだいぶ小さいことを反映していると言えるでしょう。
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