これからのクリエイターに必要とされるシナリオは、何だと思いますか?
最近の作品を見ていると、クオリティの高さからして限界を感じてしまいます(泣)
〔個人的に好きな作品〕
1:プリズン・ブレイク
2:コードギアス反逆のルルーシュ
3:ミナミの帝王
4:ガンダムSEED
5:The O.C.
自分が考えるのは。
作り込まれた斬新な近未来で、心に突き刺さる熱い展開、絶え間なく繰り返される陰湿な駆引き。そしてキャラが力強く引き立つ。そんな作品が必要とされるのではないかと考えます。
名作・ヒット作のなかでどんな作品にも当てはまる条件というと、おそらく当たりさわりのない「基本」しか思いつけないでしょう。それだけ世の中の創作物は多種多様です。
なので、「コレがあれば名作・ヒット作になるために有利だと思う」という切り口で書かせてもらいます。
必要になってくるのは「非リアルとの軽い融合」と「新鮮味」と「演出力」だと思います。
●非リアルとの軽い融合
例を挙げると、
・『ヒカルの碁』━━囲碁の戦いというリアルな世界に、「藤原佐為」という囲碁の天才幽霊(非リアル)を軽く取り入れたことによるシナリオの化学反応。
・『DEATH NOTE』━━リアルな世界の推理&心理バトルに、「デスノート」という非リアル物を軽く取り入れたことによるシナリオの化学反応。
・『コードギアス』━━リアル思考のロボットものの世界に、「ギアス」という、ロボットではなく人間に影響を与える不思議能力を取り入れた。
というように、リアル思考の世界に非リアルなものを無敵にならない程度に取り入れることは強みになりそうです。なんでもかんでも融合すればいいわけではありませんが。
●新鮮味
「非リアルとの軽い融合」も結局は「新鮮味」のためかもしれません。
ここで言うのは、あくまで「視聴者が新鮮味を感じられればいい」わけであって、「過去に例がない」とは違います。(過去に似たようなものがあってもいい)
・『けいおん!』━━恋をするわけでもなく、キャラの不幸自慢をするわけでもない。その醍醐味は「男も女もニヤニヤして観ていられるガールズトーク」という新鮮さだと思います。
・『コードギアス』━━「正義に近い主人公の作品」ばかりが目立つなかで、目的実現のために「主人公が限りなく悪に近づく作品」という新鮮さ。
新鮮味にも良し悪しの区別はあると思いますが、うまく新鮮味を引き出せれば強みになると思います。
●演出力
構成、構図、BGM、セリフ、テンポなど、それらでどれだけハッタリをかませるかです。
「基本」さえ出来ていれば一番大事なのはこの演出力かもしれません。むしろ演出力でその他のダメさをカバーできる部分もあると思います。
言ってみればアニメも動いているように見せるハッタリですし、映画などもその世界が存在しているかのように思わせるハッタリです。
ちょっと「シナリオ」から脱線してしまったかもしれませんが、「ハッタリ」こそクリエイターにとって一番大事なものかもしれません。
全てそんな世界なら、見飽きてしまいますよ(^_^;
現在、もっとも人気のあるけいおん!は当てはまらないですしね。
重要なのは、テーマに沿って設定とストーリーが構築されているのか、全話通して話が一貫しているかどうか、各キャラの個性が活かしきれてるかどうかがだと思います。
これらに当てはまる作品は、昔も今も変わらぬ高評価得ており、これから先も変わらないと思います。
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