囲碁を初心者の学生に教えているのですが、なかなか上達してもらえません。良い教...

囲碁を初心者の学生に教えているのですが、なかなか上達してもらえません。良い教え方はありませんか？

今の教え方は、９路盤で自分（５段くらい）と、５子置いてうち、毎回検討をしているといったかんじです。本当はもう１人同じくらいの人と打てればライバルのようになってはやく上達するのかもしれませんが、あいにく教え下手な自分しかいません。その人には週１で２か月ほど教えているのですが、いまだにコウやシチョウ、石の生き死になどをあまり理解してもらえず、こちらの狭い地の中に打ちこんできては毎回のようにとられています。別に無難に打ってほしいのではなく、強引な手もあっていいと思うのですが、明らかに生きている石の周りに打ったり、何手も連続で打たないと生きないようなところに打ち込んだり。。。こういう時期もあるでしょうが、治らないのです。今のままだと、１３路盤もちょっと遠そうです。なんとか、１９路盤で打てるようになってもらいたいのですが、良い方法はないでしょうか？

そういう初心者は結構多いですね。 私が参加している囲碁ＳＮＳ〔ｇｏｘｉ（http://goxi.jp/）〕でも そのような初心者が多いことは事実です。





たとえば パソコンの場合、 自分が考えるとおりに動かすならば それに合致したプログラムをパソコンに与えないといけませんが、 初心者が自分の考える通りに動かないのは これと同じと考えます。 その初心者の頭の中に どんなプログラムを組み込んでやるか。 言い換えると、教示者が初心者に思考回路を与えるようなものであります。





一番最初に理解しておかなければならないのは、勝敗の決め方です。 囲碁と将棋ならば、将棋に流れやすい傾向があります。 これは将棋が〔単に相手の王様を捕獲すれば良い〕という単純な目標が盤面からも理解しやすいからですが、 囲碁は〔陣の大きさに捕獲した石の数を加算して多いほうの勝ち（簡単に言えば陣の大きいほうの勝ち）〕と一見単純そうですが、得点の稼ぎ方の点（石の形の作り方）において理解しにくい性質があります。 そこのところに初心者が引っ掛かる傾向があります。





解決策として考えられるのは、９路盤の終局図（その手順からコウおよび隅の曲がり４目を除く）を示して その勝敗結果を最初に覚え、 次に その対局を一手目から並べて その着手した石の働きを教えてみるのが良いでしょう。 なお、その段階で教えてはいけないのは〔隅の曲がり４目〕です。 その段階でコウが登場するかもしれませんが もしも相手が理解できないのであれば うまく飛ばして教えるのも一方です。 理解できないものの拘泥すると詰まらなくなるからです。 やっていれば、そのうちにコウの意味は理解してもらえるはずです。







その種の初心者に対しては 焦らないことが重要です。 １９路で打って欲しいのはヤマヤマですが、理解にしにくい部分でゴリ押ししてはダメです。 手順としては１９路で打つ前に１３路で打って布石を覚える必要がありそうです。 ただ、そこで問題になるのは、詰碁と手筋です。 石の戦いを知らない初心者ですから、その点も覚えてもらう必要があります。 特に詰碁はパズル感覚で楽しめますから、 ９路で対局するのと同時に詰碁を覚えてもらうのが良いでしょう。 一種の〔クイズを解いてもらうような感じ〕で簡単な詰碁から解いてもらったら良いのではないでしょうか。





万波佳奈さんが〔世界一やさしい詰碁（毎日コミュニケーションズ）〕を書きましたが、 このレベルの問題を反復して覚えてもらえば良いでしょう。





初心者相手には焦ることが禁物です。 焦らないで頑張ってください。

まだ勉強しはじめて二日目の初心者です。

このサイトで入門勉強してます。

http://playgo.to/interactive/index-j.html



で、たしかに一つ一つの項目はわかるんですけど、それらが複雑に絡み合って盤面に出てくるともうお手上げ・・・・。

何と言うか例えば東京から池袋まで行けという場合、単線で行くのはよくわかるんです。どう行けばいいか。

それが最安値、最短時間でどこかを経由して行けとなると混乱してくるというか・・・。



治らないというのは何かで教わった事に捕らわれているのではないかと思います。

例えば「一間とびに悪手なし」など教わると全体を囲まれているのにそればっかり使うとか・・・。



何故その一手を打ったのか疑問に思ったらその時点で何をしようとしたのか毎回聞いてみてみたらどうでしょう？

たまに自分でもよくわからないとか、広くてまだ手がついていないからとか・・・有段者では考えられない回答が返ってくることでしょう。



その回答の統計を取ってみるとなんとなくわかるかも知れません。

ごっそり取られたのが悔しくて強引に敵陣に特攻布石したとか、まだ守れると思って無駄な石を置いたとか・・・。



ある程度わかったらその時には悔しいけどこう判断、行動するのがいいとか、どこに何を打っていいのかわからなければこの優先、重要度など順位をつけて判断させるようにするとか・・・。

私は囲碁の詰碁が好きです。ちなみに囲碁5段です。

最初に本当にカンタンな詰碁の本の問題を解説したりするのはどうでしょうか。

私は最初それで詰碁が好きになり囲碁に

ハマリました本当に学生のうちには詰碁は楽しいですから詰碁をオススメします。

僕も学校で先生や後輩、クラスメイトの囲碁仲間に教えていますが

あなたと同じような状況のクラスメイトが３人います



他の３人（先生も含む）は意欲的に自ら本などを買いそれなりにしているので、明らかに強くなってきてはいますが．．．



９路盤で５子置いているなら、石の効率のよい囲い方をまず教えてから、実践すればそのうち理解してもらえると思います



できるだけ大きく囲う工夫を教えてあげて、生き死にの問題を（基本的なものを）１～３問くわえる



まず陣地の囲いあいだけの勝負をしてあげて☆

インターネットなら手ごろな相手が見つかるので、ネット碁を自主的にやってもらう。

自主的にやらない人では見込みはないでしょう。

実力が近い相手と打たないと意欲がわかないので上達は難しいと思います。

ネット碁なら自分が強くなっていくのがわかるので、モチベーションが上がって詰碁や手筋の勉強もするようになるでしょう。

自分から囲碁漬けになるように囲碁を楽しんでもらわないと、週に1回では上達するはずがありません。

9路盤がいいという人も多いのですが、確かに時間をかけずに下手の相手をするにはいいです。

でも、9路は読みと手筋と死活とヨセが厳し過ぎるので、初心者には厳しい意味もあります。

おおらかに感覚的に打てる19路で打たせてあげることも必要だと思いますよ。

9路と19路はルールは同じでも、ゲームとしての性質はまったく異なりますから。

一部のプロが狭い盤は囲碁ではないというようなことを言うのも、ゲームの性質が変わってしまうからなんですよね。

9路地盤は手加減が出来無いので難しい。11路以上なら手加減が出来るので簡単に上達する。

わたしにも生徒ができました。ピカピカの１年生で、とっても可愛いです＾＾

専業主婦のわたしと、夏休みの坊や、朝から遊びに来たりして・・・あそんでもらってる？１９路盤９子で遊んでますが、わたしはジゴになるように打ってます。手の無い所に打ち込んできたときはパスします。終局後、整地が終わって「あっ、２回パスしたから、おばさんの１目勝ちぃ＾＾ここに打ち込まなければ○○クンが勝ってたぁ＾＾」何回か繰り返していると、手のない所へは打たなくなりますよ。相手の目線になって教えていくのがコツだと思います。見本となるような本手や手筋は理解してもらえません。いつも接戦で勝ったり負けたりが、生徒さんも楽しいし、夢中になると毎回勝ちたいと欲がでるので、そのタイミングでひとつ・ふたつと教えていかれてはどうでしょう。繰り返しますが、５段らしい見本となるような手は、相手に理解してもらえません。



追伸 プロ棋士だった祖父が、小学生のわたしに対局料１００円払って、９子で勝ったり負けたりしてました＾＾

もちろん、わざと負けてたんですけど。